建設業社会貢献活動推進月間中央行事で安藤副会長（長門支部長）が受賞されました
（社）全国建設業協会では、地域の建設企業が行っている社会貢献活動を国民に正しく理解・認識してもらうために、平成１８年より毎年７月を「建設業社会貢献活動推進月間」と定めております。
７月の月間中には各県建設業協会は会員企業と連携して、地域建設業界の実践している幅広い社会貢献活動を広くアピールするとともに、公共事業への理解を深める活動を展開しています。
その一環として、（社）全国建設業協会主催による、「建設業社会貢献活動推進月間中央行事」が去る７月２７日に東京都の新経団連会館において開催されました。
冒頭、浅沼全建会長からは、今年も全国各地で被害が起きた豪雨災害と宮崎県の口蹄疫問題について、お見舞いの言葉と、今も災害復旧に取り組まれている各県建設業協会の会員を激励しました。
挨拶の後、全国で２２の協会、２９の会員企業が災害復旧支援活動や環境美化活動及びイメージアップ活動など７つの部門毎に受賞式が行われました。
中国地区では（社）山口県建設業協会長門支部が「環境美化活動」で受賞され、同支部長で県協会副会長でもある 安藤 光吉 氏（安藤建設�蝓�が代表して、「建設業社会貢献活動功労者表彰」を受賞しました。
また、今年の事例発表は３例紹介されましたが、その内の１つ、宮崎県建設業協会の永野会長より「口蹄疫防疫対策への支援活動等に想う」と題する発表が行われましたので紹介します。
永野会長いわく、「本件は過去にない異例な事態であり、協会員にとっても非常に苛酷な社会貢献であった」ということです。
その経緯をたどると、４月２０日に第１例目が発症した都野町を皮切りに、６月２４日までに宮崎県内各地に被害が飛散した中で、昼夜を分かたず殺処分した牛、豚の数は約２９００００頭であり、１日平均４０００頭の埋却作業を建設業協会が受けもったそうです。
担当した重機オペレータは家畜の断末魔の鳴き声や屍を目の当たりにしながらの作業で心身共に疲れ果て、今後は保健所との連携を強化し、メンタル面での心のケアが必要になる程だそうです。
埋却作業に使用したバックホーやダンプカー等重機はのべ２５００台以上が出動し、それに係わったオペレーターはのべ４６００人でした。更に２４時間体制で実施した消毒ポイントでの作業もほとんどの協会員が参加し、作業車や発電機等機材の使用はのべ１０００台以上を数え、これに３交代制で係わった作業員はのべ６７００人にも達したそうです。
発表最後に、永野会長からは「これだけの大規模な支援であり、また建設業協会の支援なくして、今回の事態の収拾はつかなかった状況でありながら、マスコミには１社も取り上げてもらえなかった。またしても、こういった建設業界の社会貢献は表に出ず、行政の対応も悪く、評価して頂けないことに憤りを感じている」とのことでした
山口県からも参加した建設業界側の人間として、是非このことは広く知って頂きたいと思います。
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