2016/6/8 水曜日

防災はみんなと取り組む絆から!山口県総合防災訓練2016 in 萩

Filed under: 建設業協会 — admin @ 10:56:19

■多くの地域住民と関係機関が参加した大規模防災訓練

平成28年4月に発生し大きな爪痕を残した「平成28年熊本地震」。山口県内でも震度4を観測し、改めて自然災害の怖さと普段からの備えの必要性が叫ばれています。
地域住民の方々の防災意識の高揚、自助・共助の推進、防災関係機関の連携強化を図ることを目的に、毎年大規模に行われる「山口県総合防災訓練」。
平成28年は、萩市、阿武町、長門市を会場に、5月29日、消防や警察、自衛隊、海上保安庁、地元事業所など75にのぼる防災関係機関と各市町の住民、合わせて約1700人が参加して実施されました。

■ミッションは道路の応急復旧 「迅速、安全に啓開作業せよ」

今回の訓練は「断続的に降り続く大雨による大規模土砂災害の発生と、山口県日本海沖を震源域とするM7.5の巨大地震で最大震度6弱を観測し、最大3mを超える津波が到達」と想定。
メイン会場の萩市椿東「陶芸の村公園」では、津波と土砂災害から逃れる住民の避難訓練、倒壊した家屋や埋没した車両などからの救出訓練などが実施されました。

山口県建設業協会萩支部からは支部長である指月建設㈱(杉山仁志代表)杉山芳文専務取締役(写真一番右)をリーダーに畠山和人(写真中央)さん、木村博幸さん(重機オペレーター)、田村智紀(写真一番左)さんの4人が参加しました。
土砂災害の発生により通行不能となった道路の啓開作業の訓練で、安全を十分に確保しながら、速やかにバックホーで崩落土砂を除去し、緊急車両の通路を確保しました。

■地域において建設業が果たす多様な役割とは?

(一社)山口県建設業協会山口県や各土木建築事務所、国土交通省との間で締結された様々な災害協定に基づき、応急対策・復旧対策において中核的な存在として活動しています。
今回訓練で活躍した㈱指月建設で作業指揮を担当した畠山さんからは「日頃から地元の現場での仕事やパトロールを通じて道路や建物の状況に気を配っています。災害時には関係機関との連携が特に大切です。今回の防災訓練で地域や様々な関係機関と訓練することで連携の重要性を共有、再認識できる良い機会でした。」とコメントを頂きました。

災害時においては、被害を受けた交通ネットワーク、インフラ及びライフラインなどの早期機能回復を図るため、道路等の啓開をはじめ被災地での応急復旧作業を担う地域建設業の果たす役割は極めて大きいといえます。

様々な災害を想定して住民の避難訓練や関係機関の連携など実践的な訓練が行われ、効果的な対策につながる総合災害訓練となりました。

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