建設業社会貢献活動推進月間中央行事で防府支部が受賞しました！
（社会貢献活動功労者で防府支部（坂田支部長）が受賞式に出席）
（一社）全国建設業協会（全建）では、地域の建設企業が行っている社会貢献活動を国民に正しく理解・認識してもらうために、平成１８年より毎年７月を「建設業社会貢献活動推進月間」と定めております。
７月の月間中には各県建設業協会は会員企業と連携して、地域建設業界の実践している幅広い社会貢献活動を広くアピールするとともに、公共事業への理解を深める活動を展開しています。
その一環として、全建主催による、第１０回目の「建設業社会貢献活動推進月間中央行事」が去る７月２３日に東京都の経団連会館において開催されました。
（挨拶に立つ全建の近藤会長）
冒頭、近藤全建会長からは、「近年の豪雨については局地化・集中化・激甚化しており、全国各地で多発している地震や火山活動等、日本が災害立国であることを再認識させられと共に、建設業に課せられた地域の安心・安全を守るという社会的使命の重さを痛感している。 我々建設業界は災害対応を含め、様々な社会貢献活動を行ってきており、国民や社会に正しく認識されるために本推進月間でＰＲしていきたい。」と挨拶されました。
（表彰状を手にする坂田支部長）
挨拶の後、全国で１９の協会、２９社の会員企業が災害復旧支援活動や環境美化活動など７つの部門毎に受賞式が行われました。
防府支部は「防府読売マラソン」のコース沿道清掃活動について、平成９年から１８年実施してきた実績が認められ、「環境美化活動」部門での受賞となりました。
また、受賞会場内では、坂田支部長に対しＫＲＹ山口放送及び読売新聞の２社が取材を行い、地元山口でも夕方のニュース及び新聞で大きく報じられました。
（檜山広島建設工業協会長の事例発表）
受賞式の後は、恒例の活動事例について、平成２６年８月に広島市で発生した大規模土砂災害について、広島建設工業協会の対応が檜山会長より発表されました。
昨年連日報道された広島県の土砂災害は、土石流及びがけ崩れが計１６６箇所で発生しており、死者７４名、住宅全半壊約４８００棟の大災害となりました。しかも被害は広島市内に集中しており、都市部に近い場所でこれだけの災害は想定していなかったようです。
今回、広島協会では災害発生直後から、国・県・市と締結している３つの大規模災害協定に基づき、情報収集及び支援活動を実施しました。
更に会員企業に対して出勤状況調査を８月末日まで連日実施しており、調査結果は全国建設業協会を通して国土交通省に報告するという形をとりました。これは全国初の試みであったそうです。
調査は１２月まで頻度を変えながらも定期的に実施、その間に中国地方整備局から依頼された現地調査も行っており、今回の多大な貢献に対して、太田国土交通大臣より感謝の言葉も頂いたそうです。
また、全国誌に取り上げれられた事例として、沼田副会長の人命救助の紹介がありました。
災害発生前の深夜にもかかわらず、沼田副会長自らが災害パトロールを行っていたところ、今後の災害発生の危険性を察知し、付近の住民に避難指示を行い、更には用水路で流されかけていた自治会長を救助しました。
この事例は、地域に何代も住み続け、人・地理・歴史を熟知した地元建設業の人間だから出来たことであり、特に深夜でも連絡できる人間関係の構築や地元の災害危険箇所を把握していたことが人命救助に結びついたと言えます。
これにより、地元建設業が地域の安心・安全に必要不可欠だということが示された事例であると強調されました。
最後に今回の活動を踏まえて、災害復旧時の必須事項について下記の３点を挙げ、発表は締めくられました。
�〆匈音�の指示命令系統並びに情報伝達体制（現場での情報共有が必要）
��広報活動（自衛隊のような独自広報は無理でも協会広報チームが必要）
�Ｃ聾儀�設業者としての社会的使命（誇りと自覚をもつことが必要）
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