女性の力でより働きやすく魅力的な建設業界へ!「やまぐちけんせつ小町の会」発足!!
令和6年6月19日、山口県内の建設業に携わる女性からなる会「やまぐちけんせつ小町の会」が発足し、発足式と交流会を山口市のセントコア山口で開催しました。
この会は、建設業界に携わる女性同士のネットワークを構築し、女性の就労環境改善および入職促進、ひいては県内建設産業を担う人材の確保、育成を促進することを目的とするもので、発足時の会員数は18企業32名。(一社)山口県建設業協会に事務局を置くこととしています。
開会にあたり、本協会の藤山泰司専務理事より挨拶があり「少子化の中、技術者や技能者、建設ディレクター、事務など多くの建設分野での女性の重要性が高まっている。県内建設業に従事する女性の就労改善と定着、そして県内建設企業への女性入職を図るべく、すべての女性が働きがいと働きやすさの両立により、建設業で就業継続を実現する環境づくりをしたい。そのために会員企業の女性の皆さんの忌憚のない意見をいただきたい」と述べました。
会の名称は、事前に会員の方々から出された候補を集約し「やまぐちけんせつ小町の会」に決定。規約の説明後、会長・副会長の選任を行い、会長には梅澤知栄さん((株)技工団)、副会長には勢羅満子さん((株)ミヤベ)が就任されました。梅澤会長は「同じ建設業界で、女性同士相談ができたり、声をかけあえたりといったことができる仲間がいると心強い。まずは、そういう繋がりをこの会で皆さんとつくり活動していきたいです」と決意を述べられ、勢羅副会長は「みんなで仲良く建設業の女子の活動をしていきたい」と笑顔で挨拶されました。
その後、女性が働きやすい就労環境の改善策等について、主に女性更衣室等の改善など環境、設備等についての内容や、産休・育休といった働き方に関する課題が多く挙がり、その解決に向けて今後、国や県などへの要望や意見交換の場で反映させていく予定です。
また、活動内容、活動計画については、広報活動、現場見学会、会員同士の交流会、他県との交流、勉強会の開催等のテーマに沿ってさまざまな意見があり、今後アンケート等で調整を行いながら、それぞれが活動に参加していくこととし、承認されました。
最後に山口県土木建築部 山根孝太主任より、SNSを使った広報活動や県が開設している「やまぐち建設産業魅力発信ポータルサイト」、「やまぐち建設フェス」、「けんせつ小町に会おう!現場見学会」などの事業紹介があり、「建設産業の魅力を幅広く発信していくために、皆さんにご協力いただければと思います」と述べられました。
発足式の後はランチをしながらの交流会を開催し、和やかな雰囲気の中、女性同士積極的な交流が図られました。
本協会では建設業における女性の活躍を応援するとともに、業界全体の活性化、魅力向上に取り組んでいきます。
トラックバック URI : http://www.yamaken.or.jp/blog/wp-trackback.php?p=771