実践力を身に付け、社会へ羽ばたく！第２回「工高・高専建設系学科連携学習会」を開催！
７月９、１０日の２日間、徳山工業高等専門学校（写真下）にて「工高・高専建設系学科連携学習会」を開催しました。（主催：徳山工業高等専門学校、山口県立徳山商工高等学校、（株）エージェンシーソフト、共催：（一社）山口県建設業協会、後援：山口県地域を支える建設産業担い手確保・育成協議会）
本学習会は「将来の建設系技術者は工事を完成する上で、その経済性を考慮することも重要な仕事であることから、県内の建設系学科で学ぶものが集い、公共工事がどのような手順で発注され完成するかを学習するとともに、適正な工事費の積算方法について学ぶことで、より実践的な力を身に付けること」を目的としています。
更に期待される教育効果としては、「�仝�共工事の一連の流れを学習できる。�∪兒擦亡悗垢觴汰�的な取り組みが体験でき将来の仕事に役立つ。�３惱�会を通して他校との交流が図れる。�じ�内外の企業に交流学習会をＰＲすることにより採用意欲につなげることができる。」を挙げており、今回が２回目の開催ですが、世話役・会場については、第１回目の徳山商工高校から徳山高専にバトンタッチされました。
参加者については、徳山高専土木建築工学科土木コースの2〜5年生・11名、徳山商工高校環境システム科土木コースの3年生・17名の２校合計28名となりました。
冒頭、山口県土木建築部監理課の椙山主任（写真上：左）から「山口県地域を支える建設産業担い手確保・育成協議会」の活動について、パンフレット配布や会場内のパネル展示の紹介があり、建設業への入職についてＰＲしました。
今回の世話役となった徳山工業高等専門学校・桑嶋准教授（写真上：右）からは、「この積算学習会は、異なる学校の生徒、学生が一緒に勉強することにより、いつもの授業とは違った緊張感が生まれ、普段見られないような真剣な取り組みがみられることが、一番の学習効果と考えています。お互いに教えあったりする姿も見られ、生徒への参加を積極的に勧めて頂いた徳山商工高校の松井先生には、大変感謝しています。学習する内容である積算について、学校の授業ではあまり取り組んでいませんが、社会に出れば非常に重要な項目となってきます。また、仕事として与えられる職種もあります。そのため、卒業前にこの積算についてある程度学んでおくこと、具体的な数値を確認しておくことは大切であると考えています。この学習会も今回が二度目となり、改善すべき内容もだんだん見えてきました。今後も、この学習会の内容を充実させ、より多くの参加者に来てもらえるように展開していきたいと考えています。」とコメントを頂きました。
講師は、全国的に高等学校等の教師や生徒に対して積極的な出前講座を行っている積算ソフト会社の(株)エージェンシーソフトの片倉さん（写真上：左）を昨年に引き続き迎え、授業形式で公共工事とその積算方法について学び、演習を行いました。
生徒の皆さんは各々パソコンを操作しながら、熱心に講義に耳を傾け、両校の先生（桑嶋准教授、海田准教授（写真上：右）、松井先生（写真下：左）も協力して、きめ細かなサポートを行いました。
参加した生徒からは「初めて積算をしたので、最初は全く理解できなくて、とても苦労したけれど、実習をしてみて、初めて単価検索や設計書の意味が少しわかった気がします。」、「就職したら絶対必要なことなので少しでも積算について学ぶことができてよかった。就職して全く説明されずに積算をやらされたりするよりは今回のように少し学ぶだけでもかなり変わってくると思うのでとてもよい学習会になったと思う。」等の声も聞かれました。
１日目の学習会終了後には、「バーベキュー交流会」も開かれ、両校生徒の親睦を深めました。
最後に、今回参加した生徒のアンケート及び感想はこちらからご覧下さい。
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