2014/8/26 火曜日

中学生ならではのアイデアが、ものづくりを輝かせる!第3回 「中学生ブリッジコンテスト」開催!

Filed under: 建設業協会 — admin @ 14:43:47

中学生にものづくりの楽しさを体感してもらい、建設業、また土木・建築系専攻科のある実業高校へ興味関心を持ってもらおうと、8月22、23日、「中学生ブリッジコンテスト」を徳山駅ビル2階・市民多目的広場にて開催しました。(山口県立徳山商工高等学校主催、(一社)山口県建設業協会、(一社)中国建設弘済会共催、周南市教育委員会後援)

このコンテストは、軽量の木材であるバルサ材を使用してオリジナルの「橋」を製作し、デザイン・軽さ(経済性)・強さ・プレゼンテーションを競い合うもので、今回が3回目の開催となります。参加したのは、公募により応募された中学生8校16名で、徳山商工高等学校の生徒が2日間を通してマンツーマンでサポートをしました。

1日目は製作日。まずは橋の構造について学び、その後、各々が設計図を作成しオリジナルの橋を製作しました。

2日目はいよいよコンテスト日です。ずらりと並んだ16作品はケーキの形を模したユニークなデザインの橋から、強度重視のシンプルな橋までさまざま。発表時間1分間のプレゼンテーションでコンセプトや工夫した点など作品のPRを行い、デザイン、質量、強度について審査が行われました。

中でも1キロずつ最大5キロまでの荷重をかけていく強度コンテストでは、胴体部分がたわみ大きな音をたて崩れ落ちる橋もあり、木材のきしむ音に会場全体が固唾を呑みました。

激戦の中、優勝に輝いたのは、周南市立太華中学校3年の本田悟くん。デザイン、質量、強度、プレゼンテーションにおいて、総合的に優れており、バランスのとれた作品として評価を受けました。

参加した中学生は「ものづくりがこんなに楽しいとは思わなかった。もっと勉強して新しいものをつくってみたい」「今回は強度コンテストで壊れてしまったけれど、実際に壊れない本物の橋を作りたい」など意欲的な意見がたくさん聞かれました。
また、サポートした高校生からは「中学生のアイデアを生かしながら、どうやって強度をあげていくか悩んだ」「橋の製作と同じくらいプレゼンテーションの指導が難しかった」など、コミュニケーションについての課題も挙がりました。

大会会長を務められた徳山商工高等学校・河村 隆校長(写真上:左)にお話を伺うと「軽さ、強度、美しさ、ユニークさ。相容れない要素を工夫して融合させる、生徒ならではの独創的な感性に感動しました。日常からこの観点を大切にしていけば、創造性がより膨らんでいくのではと思います」と若い生徒たちの可能性に期待を膨らませておられました。

実行委員長である徳山商工高等学校・松井 幸司先生(写真上:右)は「リピーターも多く、かなり中学生のレベルが上がっていると感じました。指導にあたった高校生たちも、人に教えることで自分の足りない部分が分かり、また理解も深まることを実感できたのではないでしょうか。コンテストの認知度も年々上がっており嬉しい限りです。中学校を訪問して課外授業をする『出前授業』でのPRなど、今後ともものづくりや実業高校の楽しさを、どんどんと外に向けて発信していきたいと思います」と話しておられました。

参加した皆さんのこだわりが光った今回の大会。「橋をつくる」という漠然としたものではなく、「つくりたいものを形にする」という、ものづくりの醍醐味が感じられました。参加された皆さんが、将来ものづくりの現場で活躍されることを願っています。

(写真上:左から)
審査員特別賞・山西 義人くん(下松市立久保中学校1年)
準優勝・松本 幸二くん(岩国市立本郷中学校3年)
優 勝・本田 悟くん(周南市立太華中学校3年)
3位・山本 泰大くん(周南市立富田中学校3年)
デザイン賞・五郎丸 晃生くん(周南市立太華中学校3年)

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Repair of the amalgamator for a bathroom.

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