6月24日に山口グランドホテルで開催した「やまぐち建設業合同ガイダンス」（主催：山口県、共催：（一社）山口県建設業協会、後援：山口県地域を支える建設産業担い手確保・育成協議会）に５１名の就職希望者が参加しました。
当日設置された企業紹介ブースについては、当協会の会員企業が多数を占めておりましたが、他にも会社案内のパンフレット等を配布するコーナーや山口県土木建築部作成のイメージアップパネルも展示されていました。
今回参加して頂いた中から、徳山高専生からの感想文が届きましたので、下記のとおり公開します。（名前、企業名は学校側の希望により匿名としています）
�。匹�ん（男性）
６月２４日、山口市にある山口グランドホテルで開催された「やまぐち建設業合同ガイダンス」に参加しました。山口県内の27社の企業が来られて、各社ごとに設置された個別ブースに自らが選んでお話を聞きに行きました。
私は公務員志望のため、メインの会場とは別の場所にあった「公務員相談コーナー」に初めに行きました。そこでは山口県庁の職員の方が来られてて、県庁の仕事内容などが書かれた資料が配布され過去の業績やこれから先に計画されている工事などについて多くのことを聞くことができました。高専でも一度県庁の方が来られて話を聞きましたが、また新たに知らなかったことが聞けて大変興味深いものでした。さらに山口県庁での仕事に関心を持つことができたので、これだけでも有意義な時間を過ごせたと感じました。
その後はメイン会場の方に足を進めて、まず目についたのが土木施工管理などの職種を募集していた「Ｓ建設」で、話を聞きに行きました。こちらの会社は防府市にあり、砂防ダムや橋の橋脚の部分の施工や道路など様々な種類の仕事があり、一つの仕事だけでなく多くの設計にかかわるところが公務員の仕事にも類似しているのではないかという印象でした。しかし現場で監督をするため、一級土木施工技師などの資格を取得しなければならなかったり、工事の期間によっては休みがほとんど取れないといった厳しい話も聞きました。なので、忍耐強いほうが向いているとおっしゃってました。ただ、運動部などで先輩との上下関係やコミュニケーションが取れるようになっていれば十分働けると聞いたので、今のクラブ活動が生かされてくる機会がいつかあるというのが実感出来ました。この会社で聞けたことも良い情報だと思いました。
その次にお話を伺ったＳ建設会社は、私の中で一番印象に残った企業でした。この会社は一つの街の機能をすべて作り上げるという考え方で、建設のみならず道路や川などの整備などさまざまな役割を果たそうとしているという計画の基で奮闘している地域型の企業で、地元である山口県内に対する想いが強く感じられました。休みも十分に取れて、働く環境としてはとても良いのではないかと考えました。ほかにも将来のためになる話も聞けましたが、やはり山口県内の建設業もいいところがたくさんあるので今後の進路を改めて考えるきっかけになったと思います。
��Uくん（男性）
今回、合同ガイダンスを受けてみて、実際の建設会社やコンサルタントの会社について自分が日頃聞けない気になっていることを質問させていただき、建設会社やコンサルタントの会社の現状について知ることができました。
例えば入社から現場監督までの平均年数や会社の望む人材、現在実際に関わられている事業など質問しましたが、自分の持つイメージとは違った回答が返ってきたり自分の全く知らなかった事実が聞けたりと有意義に時間が過ごせたかと思います。やはり現在若い作業員は少なく、ぜひともうちの会社に来てほしいとおっしゃる会社が多いなという印象を受けました。そのような就職に恵まれた学科で就職に失敗しないよう、今回の出来事を無駄にしないだけでなく、分からないことは先生や知り合いに積極的に質問、相談していくことが大事だと思いました。今回仕入れた情報と自分の携わりたい仕事、将来やりたいことをしっかり照査して次に生かしていきたいと思います。
��Ｎさん（女性）
今回のガイダンスは、就職活動をはじめるにあたってとても貴重な機会だったと思います。わたしは、公務員志望で参加したのですが、地元の民間企業の方の率直なお話を聞き、公務員は福利厚生が良いと改めて感じました。普段はどの企業も良いところを教えてくださるので、悪い面はあまり知れず、今回は実際の残業時間などを知れ、このような場に参加できてよかったと思います。
�ぃ匹気鵝塀�性）
私は合同ガイダンスでは、公務員も含め、６社のお話を伺いにいきました。１時から４時はかなり長く、時間があまるかと思いましたが、行きたい企業だけでなく初めて聞いた企業まで話を聞くことができ、充実した時間を過ごすことができました。
私は公務員志望なので、公務員のブースに長くいましたが、普段学校に来ていただいてお話をしていただくときには先輩や周りに遠慮してできない質問も、少人数に対応していただけたので本当に聞きたかったことや気になることまで詳しく聞くことができ大満足でした。そうはいっても、まだ民間企業に就職したい気持ちも捨てきれていないので民間企業の方のお話もたくさん聞かせていただきました。
そのなかでも一番ショックだったことは、男女平等をいわれている今の世の中でも、やはりまだ男女の差は大きすぎることを改めて実感しました。ある企業の例ですが、つい最近女子トイレができたと聞き、地元の中小企業はまだ女性が働く環境が整っていないということを身をもって実感しました。企業の方に、本当にうちで働きたいという意欲のある方が、その企業の伝統を打ち破る気持ちで入ってきてほしいといわれました。純粋にショックでした。
実際にどの企業でも結局、制度が整っているとか設備もあるとか言われていても、結婚、出産してからも働いているのは事務職の方ばかりで、いったん仕事をやめ、転職という形で入ってきた女性以外では結婚出産してからも仕事を続けられている土木の技術職の女性の方は一人もいらっしゃいませんでした。要望としては、市役所の方の話も聞きたかったことと、コンサルの方の話も聞きたかったことでした。
�ィ圓気鵝塀�性）
私は建設業にはあまり興味はないし、今回の建設業合同ガイダンスはあまり必要ないかなと思っていましたが、Ｐ会社さんをはじめとしたインテリア系の設備会社もあり、自分の興味のある分野に近い企業または盲点だった企業とめぐり合うことができました。将来、あの中のどれかに行くことは考えていませんが、自分の視野がより深まったのでとてもよい経験となりました。またこのような機会があれば、ぜひ積極的に参加して、自分の将来について考えたいと思います。
�Γ圓�ん（男性）
最初にＳ建設の話を聞きました。確か総勢２８人の会社で人数が少ないが知らない人がいなく仲がいいのが強みと言っていました。一級建築士が１０人もいてすごいと思いました。Ｓ産業は山口トップクラスの大手でした。土木も建築も手がけ、たくさんの従業員がいるそうです。しかし率直な感想として、大手だからなのかは分かりませんが、厳しそうであまり仲がいいようにも見えず、行きたいとは思いませんでした。
最後に行ったのが、Ｙ建設です。道路の整備もやるそうですが来ていた方が建築の方だったので建築の話がたくさん聞けました。重機や機材を会社が持っているため、すべて自分の会社でできるのが強みといっていました。とても話しやすかったです。従業員は６０人くらいで全員顔見知りなのでそこも強みといっていました。二年に一人くらいの間隔で募集しているそうですが、設計がやりたいといえば、それで採用してくれるらしいです。結局は全部の仕事をすることになり、広く浅くということにもなるが、仕事に飽きがこないといっていました。山口県内のみの仕事で転勤もありません。ここは行ってみたいと思える会社でした。大企業より中小企業のほうが仲がいいのかなと感じました。一生働いていくことになる会社なので会社選びはとても重要と感じました。
�В呂�ん（男性）
この度、山口建設合同ガイダンスに参加して、既に一流の技術者として社会で活躍されている各企業の方々の話を面談という形で聞けたのは本当に貴重な体験だったように思います。建設業というものの概要や流れだけでなく、パソコンやパンフレットで見ただけでは分からない、各企業の方々の仕事に対する熱意や思い、工夫等を聞く事が聞くことが出来、本当に良い経験になりました。5社の企業の方と面談をさせていただきましたが、どの企業の方も、自分の仕事に対するやりがいや誇りが感じられ、土木いう仕事は本当に誇りのあるすばらしい仕事だということを改めて感じることが出来ました。
また、建設会社というものが何を目指して、どのような事を工夫して、日々仕事に取り組んでいるのかを聞けたことで、より一層、建設業に対する理解を深めることが出来ただけでなく、学生時代に、自分がこれから何をするべきか大分見えてきたように思います。
自分はまだまだ、土木技術者としての知識も技術も身についておりませんが、これから勉学にいそしみ、この度参加されていた企業の方々のように、社会に誇れる立派な技術者になることが出来るよう、頑張っていきたいと思います。また、今回、話を聞いて研究職も魅力的な仕事だなと思いました。早めはやめに、自分の行きたい進路を決めて、十分な対策が出来るように頑張りたいと思います。
�┌討�ん（男性）
今回のガイダンスでは、7社の説明を受けて回りました。施工管理や設計、内装業、コンサルタント、床や壁仕上げなど、様々な職種の企業がありました。しかし、そういった仕事内容は様々でも、各企業の方々は共通して「求めるのは、やる気とコミュニケーション能力のある人材。実際の現場では、学歴が良い悪いはほとんど関係がない。」とおっしゃっていました。やはり実際の仕事となると、そういった人との関わりが増えていく中でいかにコミュニケーションをとって仕事をスムーズに且つ協力していくかが大事なのだなと思いました。
学生のうちにやっておくべきことは何ですかと問うと、できるだけたくさんの人のなかでもまれて、多くの人と関わりを持ったほうがいいとおっしゃっていました。私は進学希望ですが、大学に進学したら勉学だけでなく、できるだけ多くの人と関わりを持って人間関係の輪を広げていこうと思いました。また、コミュニケーションの他にも、若いうちに可能であれば資格は取っておいたほうがいいとおっしゃっていたので、将来の自分がつきたい仕事に必要な資格は、取れるだけとっておこうと思いました。私は将来、ハウスメーカーの仕事に携わりたいと思っていますが、今回のように他の仕事の内容を聞くのはなかなかない機会でしたし、面白そうな仕事や想像通りの仕事など様々な発見があって、もっと調べてみようと思いました。そして、しっかり探して吟味したうえで自分が何をしていきたいのか考えていきたいと思います。
��Ｈくん（男性）
先日の合同ガイダンスは自分の将来を考える貴重な時間となりました。私は本科５年間を終えたあと進学として専攻科に行こうと考えています。というのは、まだ学歴社会なのではないかと思っているからです。しかし、企業の方がおっしゃったのは「実力次第、資格をどれだけ持っているか」ということでした。
私が１番印象に残った言葉は「仕事は、何をするのかではなく誰とするのか、これを知った上で働けば辛い仕事も乗り越えられる」でした。正直まだ本当に自分がしたい仕事というのがはっきり見えていない今、仕事仲間の雰囲気などを見て決めるのも１つの手段だなと感じました。どの企業の方も自分がしている仕事に自身を持ってやっているなと思い、私もいずれは自身を持ってアピールできるような実力、信頼を身につけたいなと思いました。
都会に就職する人が多く感じますが、山口県もかなり力を入れて頑張っているなと思いました。地元就職の人がどんどん増えてほしいです。
私は鹿児島県出身なのでどこに就職するか迷っていますが、とりあえずは社会に出るためのいろいろな知識を身につけるために進学したいと決心しました。今回のガイダンスは私たち４年生にとって決してマイナスなことにはならないと思うので、来年も再来年もやってほしいと思います。
��Ｋくん（男性）
先日は、企業のガイダンスと聞いていたので一つ一つの企業の話をみんなで聞くのかと思っていたら、面接のように自分で企業を選んで向かい合って話を聞いたので緊張したが、学校で聞くような講和よりも、自分の質問したいことが質問しやすくて、とても有意義な時間だった。
僕は民間企業3社+公務員相談室の話を聞いたが、それぞれに良い特徴があり進学後の進路の幅がまた広がったと思います。自分は地盤・測量・構造などの調査・解析の部門に興味があるので、自分にあった企業を早く見つけたいなと思います。このような機会が土木系企業であればぜひ参加したいです。
��Ｙさん（女性）
山口県の合同ガイダンスの説明会に行って、すごくいい体験になりました。
自分は地元での就職に抵抗がありましたが、今回の説明会で何社か良い会社があったので、今後就職を考えるときに参考にしたいと思いました。
��Ｔくん（男性）
今回の建設業ガイダンスを受けてみて思ったことはまず一番に建設業といっても自分が想像していたものより幅広い職種があり企業ごとに名前や形態も全然違うということです。
さらに、正直自分は高専を卒業したら進学するつもりなのであまり関係ないから今回のガイダンスは将来進む進路の参考になればいい程度の感覚で行きました。だけど各企業さんのお話を聞いてみると皆さんそれぞれとても詳しく説明してくださり雰囲気も自分たちが緊張しないようにとても優しい感じで接してくださったのでその企業についてとてもよく分かったし聞きたいこともすんなり聞くことができました。そのおかげで疑問に思っていたことや聞きたかったことも聞くことができとてもすっきりしたし将来計画をするためにとてもためになりました。さらに企業ごとにやはり特色や力を入れているところなどが違うのでお話を聞くときに様々なジャンルのお話が聞けたので飽きることもなく楽しくお話を聞くことができました。自分は進学なので就職とかそういうのはまだまだ先ですが将来やりたいことはある程度決めておきたいので今回のガイダンスで得た情報や夏休み中にあるインターンシップを利用して今年中にはある程度やりたいことを決めてそれに実現するためにこれから頑張っていきたいと思います。今回のような貴重なお話を聞くことができてとてもよかったです。
��Ｍさん（女性）
私は、説明会に行ってよかったと思います。地元の企業について、いろいろ知ることができ、将来を考える参考になりました。また、今後こういった説明会に行くときは、自分の将来について方向性などを決めて、質問などできるようにしたいと思いました。
��Ｈくん（男性）
去年まで進学を希望していた私ですが, 今年に入って民間就職に進路を変えました.
今回のガイダンスは県内の中小企業ということもあり, 県外に出て働きたい, 大手で働きたい私にとっては正直あまり惹かれる企業がありませんでした.
最初に行ったのはＳ建設さんでした. 仕事内容としては私のやりたい監督業で県内の多くの事業を手掛けていました. 勤務地は県内から広島の廿日市あたりまでとのことでした. 説明をしてくれた方の雰囲気も良くわかりやすい説明で成長建設さんを知ることが出来ました.
次に行ったのは, Ｓ株式会社さんでした. この企業の事業範囲は県内に絞っている企業でした. 土木と建築の事業, 特に建築では老人ホームに力を入れ, 介護事業も行っているとのことでした. 説明してくださった方の雰囲気がこの日回った企業の中で一番よく, 事業内容もやってみたいことが多く, もし県内に就職するとなるのであればこの企業に就職させてもらいたいなと思える企業でした. 他にもＴ建設さん, Ｙ組さんのところにも説明を受けに行かせて頂きました.
今回のガイダンスでは県内の企業を多く知ることが出来ましたが, やはり自分は大きい会社に入って, 日本全国から海外に至るまで多くの現場で働きたいと思っているため, 改めて県内企業ではなく大手に行こうと決意できました. もし自分が大手に就職できたときは今回説明して下さった方々と一緒に仕事をするかもしれません. 今回得たことを将来に生かしたいと思います. そして機会があれば, またこのような合同ガイダンスに参加させて頂きたいなと思いました.
��Ｍさん（女性）
今回、合同ガイダンスに行ってみて自分の就職について改めて考えること画でいきました。私は公務員志望なんですけど民間の会社の話も聞けて大変ためになりました。
