災害から地域を守る！6月7日開催「山口県総合防災訓練2015」に柳井支部が参加しました！
（一社）山口県建設業協会は、平素から清掃活動や安全パトロールを行い、地域の安全を見守るのはもちろんのこと、災害時には建設資機材や労力を尽くして、被害を最小限にくいとめるよう取り組んでいます。
当協会の災害時対応としては、平成10年1月に山口県との間で「大規模災害時における応急対策業務に関する協定書」を締結、同年9月には各土木建築事務所と各支部との間に地域協定である「地震・風水害・その他の災害応急対策業務に関する協定」を結んでおり、災害時に迅速な対応で地域を守るための体制づくりを行っています。
最近では、平成25年に国土交通省中国地方整備局と中国5県をまたがる広域協定である「災害時における中国地方整備局所管施設の災害応急対策業務に関する協定」を締結したばかりです。
また、山口県では大規模災害時に第一線で活躍する関係機関を集めた「山口県総合防災訓練」を毎年実施しておりますが、当協会も災害協定を締結していることから、その一員として実施計画や全体会議の段階から参加しています。
今年の「山口県総合防災訓練」は6月7日（日）に開催され、柳井支部が参加しました。
今回の訓練は防災関係機関および住民が一体となって、協力体制の強化や防災意識の向上を図ることを目的に実施されており、平成27年は２年ぶり、初めての６月開催となりました。
柳井市・田布施町・周防大島町・上関町の４市町６箇所を会場に、住民をはじめ、消防、警察、自衛隊など77の関係機関・団体から約1,500人が参加し、避難訓練、救出・救護訓練、広報訓練などが行われました。
また、当日は村岡山口県知事も県消防防災ヘリコプター「きらら」で会場にかけつけました。
メイン会場である柳井市の南浜グラウンドでは、「大雨による大規模な土砂災害の発生」「南海トラフを震源域とする巨大地震が発生、その後最大3.8mの津波が到達」との想定のもと訓練が行われました。
柳井支部からは当協会の会長で柳井支部長でもある井森工業�蝓憤羶更聖訛緝宗砲�ら４名が参加し、大雨により道路法面が崩落、車両の埋没が起こった現場で、道路をふさぐ倒木を速やかに撤去し、道路機能を復旧する訓練を行いました。
現場に到着した４名は、相図者の指示のもと、重機を操作し倒木を素早く撤去。細かい枝などは人の手で運び、迅速、安全に訓練を終了しました。
メイン会場ではほかに、地震により倒壊した家屋からの救助・救出訓練や、消防航空隊、自衛隊によるヘリコプターを使用した浸水地域からの救出訓練が行われたほか、地震の際の安全確保行動として提唱されている「まず低く、頭を守り、動かない」を実践するシェイクアウト訓練を、参加者・見学者全員で行いました。
訓練終了後に倒木撤去の指揮をとった柳井支部の井森工業�蠅硫狼彿櫃気鵝兵命唇貳嶌検�からは次のとおりコメントを頂きました。
「災害時に迅速に動けるよう、常日頃から天候やニュースのチェックなどは欠かせません。会員は地域を自分達で守るという自覚をもって取り組んでおり、要請がないときでも自主的に出動し、復旧作業に携わることもあります。今回の訓練では、倒木が腐っており重機でうまく挟めない場面もありましたが、災害時は何が起こるか分かりません。画一的な手順だけでなく、さまざまな経験を糧として、実際の現場に応じた的確な判断ができるようにしていきたい」
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